このページの記事目次 (新しい記事より順に表示)
- 私がたどりついた英語論文の読み方 [2012/10/13]
- 外出予定があったら自然とやっている&やっておきたいこと [2012/09/21]
- 滞ったルーチンワーク、どうしていますか? [2012/08/08]
- 初めてDpub 5に参加しました&考えたこと [2012/07/08]
- TaskChute友の会が開かれます [2012/06/02]
研究職として働いているので、情報収集目的で論文を読みます。
さらに部署内で1つの論文について議論する輪読会があり、月に1度担当になります。担当は議論する論文を決めて、それを詳細に読み込んで内容を紹介するスライドを作成する必要があります。
日本語の文章なら抵抗なくこれらの作業をこなせるのですが、一番の問題は論文は英語で書かれているということ。チェックするだけでも心理的ハードルがありますし、ましてや読み込むとなるとさらにハードルが上がります。
苦手なりに足掻いてきた結果、内容をさっとチェックして必要があれば精読するという流れのコツが自分の中で確立してきたのでまとめました。
振り返ると、日本語で書かれた文章の読み方と同じだったのです。

photo credit: » Zitona « via photopin cc
理系の研究者なので、研究分野によって形式が異なっていたらごめんなさい。論文は基本的に次のように構成されています。マテメソが最後に来たりなど、各項目は順番が変わる場合があります。
次のような流れでチェック、精読しています。
チェック
Title
↓
Figures & Tables
↓
Abstract
この時点で精読するか判断します。
精読
図表が登場する本文の文字を検索して線を引く
↓
ConclusionsとIntroductionの後半
↓
Materials & Methods
↓
Results & Discussion
↓
Introduction
1つ1つ詳しく見ていきます。
ここではその論文を精読するかを決めます。雑誌の最新号の目次をざっと見る状況が多いです。
まずはタイトルですね。タイトルの意味すべてを理解しようとするのではなく、単語をスキャンするイメージです。研究分野に関係する単語があったら、しっかりとタイトルを読みます。
アブストを読む前に、先にざっと図表を見ます。文章よりも図表の方がおおまかな内容を速く簡単に理解しやすいからです。
この時点では図表をつぶさに読み込むのではなく、何のデータなのかをおおまかに把握します。
ここまで来てさらに気になるのであれば、Abstractを読みます。絶対ではありませんし別の書き方もありますが、Weから始まる文章には著者が実施したことや発見が書かれている場合が多いです。
この時点で、論文を最後まで丁寧に読むかを判断します。

photo credit: photosteve101 via photopin cc
この論文を詳細まで読むと決めた場合の読み方です。私は次に示す1の作業と見やすさのため、紙に印刷しています。
読んでいて、著者の主張だと思われる大事な文章やつっこみたい内容は、該当箇所に線を引いてどんどん日本語で書き込みます。自分が後で理解できればいいので、単語や短文でかまいません。
何もしないと英文を読んだ時には理解できますが、また忘れて何度も英文を読むことになるからです。
論文に載っている図表は、必ず本文中に登場します。その部分を一目でわかるようにします。私は本文中の「Figure 1」「Table 2」といった図表が引用されている部分に蛍光ペンで線を引きます。
PDFやHTMLで閲覧できる場合に限りますが、検索機能を活用しています。「Fig」「Table」「Scheme」などの単語で検索して、ヒットした部分と紙媒体を照らし合わせて線を引きます。
こうする理由は、図表は著者の主張の土台となるものだからです。根拠となるデータを理解して、はじめて著者の主張に現実味が出てきます。
図表が登場する前後の文章は、著者がなぜそのようなデータを出したのか、そのデータから何が言えるのかといった、重要な文章が多く含まれます。
いきなりですが、結論から読みます。アブストに似ている場合もありますが、ここに著者が最も主張したいことがまとまっているからです。
著者の研究目的はIntroductionの後半に書かれる場合が多いのでここも読みます。新しい段落で、「In this study, ...」といった出だしに着目します。
実験の方法についてチェックします。慣れると標準的な手法が理解できているのでさっと読めるのですが、慣れないうちは自分の分野の勉強だと思って丁寧に読みます。
慣れないうちは、その分野の歴史や主流の研究手法が書かれているので勉強になります。ここはさっと目を通すのみの場合が多いです。
まとめますと、まずは著者の主張とその根拠を把握します。それから実験のやり方や研究背景など細かい部分を読みます。
最初から一字一句を理解する必要はありません。詳細は誤っていてもいいので、全体の大筋を把握するのが先です。そこから細かく見ていきます。日本語で書かれた文章の読み方とそう変わらないはず。
研究室に配属された時、何もかもやり方がわからなくて落ち込む毎日でした。悩まされたものの1つが、関連文献を読むことと研究分野の最新トピックを追うことでした。
何もわからなかったあの時に、最良かは別としてこのような読み方があると知っていれば、少しは楽だったのではないかと思います。そんな昔の自分や同じ立場の人に向けて今回の記事を書きました。
最初からすらすらと読めないのは誰でも同じです。諦めずに読む本数をこなせば、以前よりは必ず楽に読めるようになりますよ。
さらに部署内で1つの論文について議論する輪読会があり、月に1度担当になります。担当は議論する論文を決めて、それを詳細に読み込んで内容を紹介するスライドを作成する必要があります。
日本語の文章なら抵抗なくこれらの作業をこなせるのですが、一番の問題は論文は英語で書かれているということ。チェックするだけでも心理的ハードルがありますし、ましてや読み込むとなるとさらにハードルが上がります。
苦手なりに足掻いてきた結果、内容をさっとチェックして必要があれば精読するという流れのコツが自分の中で確立してきたのでまとめました。
振り返ると、日本語で書かれた文章の読み方と同じだったのです。

photo credit: » Zitona « via photopin cc
論文の構成
理系の研究者なので、研究分野によって形式が異なっていたらごめんなさい。論文は基本的に次のように構成されています。マテメソが最後に来たりなど、各項目は順番が変わる場合があります。
- Title(タイトル)
- Author(著者・所属)
- Abstract(要約。アブスト)
- Introduction(導入部分。イントロ)
- Materials & Methods(実験材料・方法。マテメソと略すことも)
- Results(実験結果)
- Discussion(実験結果を踏まえた考察)
- Conclusion(結論)
- References(論文中で引用した参考文献)
私の読み方
次のような流れでチェック、精読しています。
チェック
Title
↓
Figures & Tables
↓
Abstract
この時点で精読するか判断します。
精読
図表が登場する本文の文字を検索して線を引く
↓
ConclusionsとIntroductionの後半
↓
Materials & Methods
↓
Results & Discussion
↓
Introduction
1つ1つ詳しく見ていきます。
チェック
ここではその論文を精読するかを決めます。雑誌の最新号の目次をざっと見る状況が多いです。
1. Title
まずはタイトルですね。タイトルの意味すべてを理解しようとするのではなく、単語をスキャンするイメージです。研究分野に関係する単語があったら、しっかりとタイトルを読みます。
2. Figures & Tables
アブストを読む前に、先にざっと図表を見ます。文章よりも図表の方がおおまかな内容を速く簡単に理解しやすいからです。
この時点では図表をつぶさに読み込むのではなく、何のデータなのかをおおまかに把握します。
3. Abstract
ここまで来てさらに気になるのであれば、Abstractを読みます。絶対ではありませんし別の書き方もありますが、Weから始まる文章には著者が実施したことや発見が書かれている場合が多いです。
この時点で、論文を最後まで丁寧に読むかを判断します。
精読

photo credit: photosteve101 via photopin cc
この論文を詳細まで読むと決めた場合の読み方です。私は次に示す1の作業と見やすさのため、紙に印刷しています。
読んでいて、著者の主張だと思われる大事な文章やつっこみたい内容は、該当箇所に線を引いてどんどん日本語で書き込みます。自分が後で理解できればいいので、単語や短文でかまいません。
何もしないと英文を読んだ時には理解できますが、また忘れて何度も英文を読むことになるからです。
1. 図表が登場する本文の文字を検索して線を引く
論文に載っている図表は、必ず本文中に登場します。その部分を一目でわかるようにします。私は本文中の「Figure 1」「Table 2」といった図表が引用されている部分に蛍光ペンで線を引きます。
PDFやHTMLで閲覧できる場合に限りますが、検索機能を活用しています。「Fig」「Table」「Scheme」などの単語で検索して、ヒットした部分と紙媒体を照らし合わせて線を引きます。
こうする理由は、図表は著者の主張の土台となるものだからです。根拠となるデータを理解して、はじめて著者の主張に現実味が出てきます。
図表が登場する前後の文章は、著者がなぜそのようなデータを出したのか、そのデータから何が言えるのかといった、重要な文章が多く含まれます。
2. ConclusionsとIntroductionの後半
いきなりですが、結論から読みます。アブストに似ている場合もありますが、ここに著者が最も主張したいことがまとまっているからです。
著者の研究目的はIntroductionの後半に書かれる場合が多いのでここも読みます。新しい段落で、「In this study, ...」といった出だしに着目します。
3. Materials & Methods
実験の方法についてチェックします。慣れると標準的な手法が理解できているのでさっと読めるのですが、慣れないうちは自分の分野の勉強だと思って丁寧に読みます。
4. Introduction
慣れないうちは、その分野の歴史や主流の研究手法が書かれているので勉強になります。ここはさっと目を通すのみの場合が多いです。
さいごに
まとめますと、まずは著者の主張とその根拠を把握します。それから実験のやり方や研究背景など細かい部分を読みます。
最初から一字一句を理解する必要はありません。詳細は誤っていてもいいので、全体の大筋を把握するのが先です。そこから細かく見ていきます。日本語で書かれた文章の読み方とそう変わらないはず。
研究室に配属された時、何もかもやり方がわからなくて落ち込む毎日でした。悩まされたものの1つが、関連文献を読むことと研究分野の最新トピックを追うことでした。
何もわからなかったあの時に、最良かは別としてこのような読み方があると知っていれば、少しは楽だったのではないかと思います。そんな昔の自分や同じ立場の人に向けて今回の記事を書きました。
最初からすらすらと読めないのは誰でも同じです。諦めずに読む本数をこなせば、以前よりは必ず楽に読めるようになりますよ。
(記事編集) http://toyu3.blog.fc2.com/blog-entry-34.html
2012/10/13 | Comment (4) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ | ↑
2012/09/21 (金) カテゴリー: タスク管理
最近出張や旅行が多いのですが、普段は行かない場所へ行くとなると、中身は違えど同じような作業をやっていることに気がつきました。事をやっている=チェックリスト化できる!とひらめいて、リストがあったら便利だなと思い、まとめてみました。
全部で6項目です。最初の一手からとっつきやすいように、決まりきった事柄から最後は想像するものが中心といった流れになっています。

目的地を確認します。特に、建物の階数や部屋番号を忘れがちなのでそれも見ておきます。
初めて訪れる場所は、GoogleMapのストリートビューで外観を見ておきます。迷っても、「この風景は見覚えがあるから近いはず!」と安心できます。
電車の時
自宅の最寄り駅から行き先の最寄り駅までの電車を調べます。到着予定時間に間に合うための電車を調べて、保険のためその1本前に乗るようにしています。
調べた電車の時刻は、予定表を管理しているGoogleカレンダーに書き込んでおくか、iPhoneアプリのBoardMemoにメモしておきます。
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[iPhone] 通知センターでいつでも確認!私のBoardMemoの使い方 [ とゆ空間 ]
車の時
乗り降りするICや全体の行程を見ておきます。よく使うサイトは、MapFanのルート検索です。走りやすさ優先、時間優先など条件を簡単に変更できるので便利です。
ルート検索 - MapFan Web(マップファン)
ノートや筆記用具、PCなど必要なものを確認します。ご祝儀など準備が必要なものはTaskChuteにリマインダーとして登録しておきます。
そこで誰と会うのか、セミナーの時はどのような方が参加するのかを見ておきます。実際にその人たちと会っている場面を想像すると、「この人とこんな話をしたい」「あっ、ついでにこれを返しておこう」と願望に気がついたり、用事を思いつくことがあります。
その外出の目的や、用事が終わった後に得ておきたいことを考えます。会議でしたら「自分の次のアクションを決める」、タスク管理のセミナーでしたら「明日から始めることを1つ決める」などです。
セミナーの場合、シゴタノ!の大橋さん(@shigotano)のこちらの記事がおすすめです。
シゴタノ! セミナーを受ける前後にやっておきたい3つの習慣
予定が終わった後にやらなければいけない、やっておきたいことを前もって書き出しておきます。外出が済んだ直後ですと、細部まで頭が働かないことが多いためです。
出張だったら、交通費精算や報告書書きですね。セミナーならレポート記事を書いたり、ハッシュタグで検索して関連ツイートを保存したりします。
複数のツイートの保存には、iPhoneアプリのSOICHAが便利です。Evernoteにきれいに保存できます。
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ここまでの一連の内容は、そのまま次回の似たような予定のチェックリストとして使いまわすことができます。携帯電話からも見られるし、検索もできるので、私はEvernoteに保存しています。
今まではその外出予定が近づいてきた時に、「あっ、行き方調べなければ」「そうだ、持ち物なんだっけ?」と気の向くままに行動していました。
「外出に関わる作業はルーチンだ」と気づけた時、ラッキーだと思いました。1回まとめておけば、昔の自分がすでに考えていてくれているという安心感が得られるからです。
まだ気がついていなくて、無意識で同じ作業を繰り返している場合があるはずなので、早く見つけ出したいです。
全部で6項目です。最初の一手からとっつきやすいように、決まりきった事柄から最後は想像するものが中心といった流れになっています。
1. 行く場所は?

目的地を確認します。特に、建物の階数や部屋番号を忘れがちなのでそれも見ておきます。
初めて訪れる場所は、GoogleMapのストリートビューで外観を見ておきます。迷っても、「この風景は見覚えがあるから近いはず!」と安心できます。
2. 交通手段は?
電車の時
自宅の最寄り駅から行き先の最寄り駅までの電車を調べます。到着予定時間に間に合うための電車を調べて、保険のためその1本前に乗るようにしています。
調べた電車の時刻は、予定表を管理しているGoogleカレンダーに書き込んでおくか、iPhoneアプリのBoardMemoにメモしておきます。


カテゴリ: ビジネス, ライフスタイル
販売元: Ken Tsutsumi - Ken Tsutsumi(サイズ: 5 MB)
車の時
乗り降りするICや全体の行程を見ておきます。よく使うサイトは、MapFanのルート検索です。走りやすさ優先、時間優先など条件を簡単に変更できるので便利です。
3. 持ち物は?
ノートや筆記用具、PCなど必要なものを確認します。ご祝儀など準備が必要なものはTaskChuteにリマインダーとして登録しておきます。
4. 誰と出会う?
そこで誰と会うのか、セミナーの時はどのような方が参加するのかを見ておきます。実際にその人たちと会っている場面を想像すると、「この人とこんな話をしたい」「あっ、ついでにこれを返しておこう」と願望に気がついたり、用事を思いつくことがあります。
5. 何をするのか?
その外出の目的や、用事が終わった後に得ておきたいことを考えます。会議でしたら「自分の次のアクションを決める」、タスク管理のセミナーでしたら「明日から始めることを1つ決める」などです。
セミナーの場合、シゴタノ!の大橋さん(@shigotano)のこちらの記事がおすすめです。
6. その予定が終わった後にやることは?
予定が終わった後にやらなければいけない、やっておきたいことを前もって書き出しておきます。外出が済んだ直後ですと、細部まで頭が働かないことが多いためです。
出張だったら、交通費精算や報告書書きですね。セミナーならレポート記事を書いたり、ハッシュタグで検索して関連ツイートを保存したりします。
複数のツイートの保存には、iPhoneアプリのSOICHAが便利です。Evernoteにきれいに保存できます。


カテゴリ: ソーシャルネットワーキング, ライフスタイル
販売元: FLIGHT SYSTEM CONSULTING Inc. - FLIGHT SYSTEM CONSULTING Inc.(サイズ: 4.6 MB)
ここまでの一連の内容は、そのまま次回の似たような予定のチェックリストとして使いまわすことができます。携帯電話からも見られるし、検索もできるので、私はEvernoteに保存しています。
さいごに
今まではその外出予定が近づいてきた時に、「あっ、行き方調べなければ」「そうだ、持ち物なんだっけ?」と気の向くままに行動していました。
「外出に関わる作業はルーチンだ」と気づけた時、ラッキーだと思いました。1回まとめておけば、昔の自分がすでに考えていてくれているという安心感が得られるからです。
まだ気がついていなくて、無意識で同じ作業を繰り返している場合があるはずなので、早く見つけ出したいです。
(記事編集) http://toyu3.blog.fc2.com/blog-entry-33.html
2012/09/21 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ | ↑
2012/08/08 (水) カテゴリー: タスク管理

photo credit: poeloq via photo pin cc
私は日々、TaskChuteというツールを使って、家や職場で毎日やること(=タスク)を管理しています。管理しているのならさぞかし毎日予定通りこなしていると思いきや、そうでもなく…。
なぜか次の日以降に先送りになるものがしばしばあります。そのような先送りタスクがたまってくると、「私、だめだな…」と気分も憂鬱に。
今回は、そのようにたまりがちなルーチンワークについて、どんな対処法があるか自分の経験も踏まえて考えてみました。
1. やめる
最初からジョーカーのような解決方法ですが、おそらく1番効果があります。
見栄で始めた習慣や、自動化できるようなことなら、時間を使うのがもったいないです。「そもそもそれはやる必要があるのだろうか?」を一旦考えてみてください。
やめていいものか判断がつきかねる場合は、一旦どこかに避難させて、必要だと感じたら戻すのがおすすめです。本当に必要なルーチンワークが浮かび上がってきます。
<参考リンク>
2. 間隔をあける
いきなりやめる、全くしなくなるのは抵抗がある…という場合は、そのタスクを実行する間隔を空けてみる方法があります。毎日やっていたのを2日おきにする、1週間おきにしてみるのです。
自分の場合、情報収集系のタスクにこのやり方を当てはめて、うまくいきました。研究職なので、最新の論文チェックを毎日やっていたのですが、それに時間を取られ過ぎていました。そこで週2回にしてみたところ、チェックする対象の総量は変わらずにかかった時間を短くすることができて、かつ集中して取り組めました。
@toyu3 @maro_draft 盲腸のようにその場で取らずに先送りする(ちらす)のもありですね
— しごたのさん (@shigotano) 8月 3, 2012
無理に今日やる必要はないんです。タスクの種類にもよりますが、先送りができるということはそこまで頻度を高くする必要がないことなのかも。
3. 時間帯を変える
実行する時間帯を、1日の中の別の時間帯にしてみるやり方です。夜やっていたことを朝の出社前に切り替えたり、食べる・寝るといった生活習慣に紐づけてみたり。
朝一番に移動させるのは、緊急性はないけど将来のために続けたい、7つの習慣でいう第2領域のタスクに有効です。夜に予定していますと、「疲れているから」「もう遅いので明日やればいいや」と挫折しがちです。朝だったら疲れていませんし、その日の飛び込みタスクもまだないため、障害が減ります。
<参考リンク>
生活習慣に紐づける方法は、忘れづらく習慣にしやすいです。私は夜に家計簿をつけるのですが、昼ご飯のレシートを探してきてつけるのがおっくうでした。
そこで昼ご飯が済んでデスクに座った直後、Evernoteに今日の昼食代金を入力することを習慣にしたところ、毎日同じEvernoteのノートを見ればよいため、家計簿をつけるのが楽になりました。昼の分を先につけておくという意味で、次項目の「分割する」との合わせ技です。
4. 分割する
タスク先送りしてしまう理由に「ぱっと項目を見て何をしていいかわからない」「時間がかかるから嫌だと反射的に思ってしまう」が挙げられます。この理由をつぶすには、そのタスクをもっと細かくして、わかりやすく、かかる時間も短くするのが手です。
自分の場合、家計簿つけがいつも時間がかかるから先送りしがちなタスクでした。時間がかかる理由をよくよく考えてみると、今日の収支をつけること以外に、クレジットカードの利用履歴を照らし合わせたり、固定費の振り込みをするといった不定期なタスクが時間がかかる原因でした。
そこで、これらの不定期タスクは別タスクにして、「家計簿をつける=今日の収支をつける」に特化したところ、毎日の家計簿つけが負担にならなくなりました。
<参考リンク>
さいごに
最初からタスク管理をくるくる上手にこなせる人は少ないと思います。壁に当たった時、どうすればいいかを試行錯誤してその効果を確認できるのが、記録をつけてタスク管理することのよさです。
やることが滞った時は憂鬱になりがちですが、逆に今までのやり方を見直すチャンスでもあります。タスク管理について、いまいちやり方がわからない、やっている人の話を聞いてみたいという方は、タスクセラピーというセミナーがありますので、興味がありましたらぜひどうぞ!
タスクセラピーのホームページでは、イベントの告知や、参加者の声、タスクセラピーコーチ陣の記事を主催者の佐々木正悟さん(@nokiba)が本歌取りした記事が掲載されています。
(記事編集) http://toyu3.blog.fc2.com/blog-entry-32.html
2012/08/08 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ | ↑
2012/07/08 (日) カテゴリー: レポート

オフ会やセミナーは初めてではないし、参加レポートはすぐに書けていた方でした。逆に書いて頭の中から出さないと気持ち悪かったくらい。けれどもDpubは違いました。頭の中に存在しているのだけど、外に出ようとはしない。もんもんと考えていました。
DpubとはNo Second Life主宰の立花さん(@ttachi)が主催している、TwitterとiPhoneを愛する100人以上の人たちが参加する飲み会です。
最近、まとまった時間を作れたことと、やっと書けそうなレベルにまで消化できたので、書いてみようと思います。
とゆ的Dpubダイジェスト
13時開始のところ、5分前というぎりぎりで駆け込み受付。「とゆさーーん!」と満面の笑みのいとーちゃん(@saiut)に緊張がほぐれました。受付を済ませると、部屋に入りきらない人人人に圧倒される。部屋の入り口の辺りでなんとか乾杯!
「ご飯食べるならこっち!」と頼もしいつっつーさん(@jaggyboss)の後をついて個室の方へ。女性陣でテーブルを囲んでご飯をぱくぱく。豚組さんは初めてでしたが、どのお料理もおいしい。改めてまた伺いたいお店です。

ご提供:えばろぐさん(@ever_log)
脳波でもこもこ動くネコ耳をかぶらせてもらいました。次にかぶったみさきさん(@mimimisaki1)が予想通りめちゃめちゃかわいい。男性陣もたくさんかぶっていて、これは見る側がおもしろいかも。
その他にも「レコーディングダイエット+たまごっちのようなアプリを作っています(@kazuhiro_abeさん)」のような、作り手が多いのがDpubならではでした。

junさん(@jun0424)と話していたところ、「似顔絵描いてもらいましたか?えっ、まだ?では行きましょう!」と、とあるテーブルへ。そこにいらしたタムカイさん(@tamkai)、ふじもなおさん(@LHnao)、そしてjunさんに同時に似顔絵を描いてもらうという贅沢なひとときが。
挙動不審になりどこを見ていいかわからず、正面のなおさんばかりを見つめてしまいました。きらきらした目がとても印象的な方でした。いただいた3枚の絵を見る度に、滅多にない瞬間だったなあと思い出します。

友人に紹介してもらったり、直接声をかけてくださったり、たくさんの方と名刺を交換しました。名刺をいただくといつも見ているブログのブロガーさんだったり、逆に「空の写真見てます」「お会いしたかったです」と言っていただけたりして、びっくり。
会ったことがある方は長時間の会話はできなくても、「とゆさーん」「あっ、XXさーん、お久しぶりです」とお互い二言三言かわせるだけで安心感が。
ブログを始める前から見ているブロガーさんや、何度も読んでいる本の著者さん、Twitterで話したことはあるけどお会いするのは初めての方々と話すことができました。
こういう場合、いつもの自分なら「話しかけても何も差し出せるものはないし」と気後れするばかりですが、Dpubという不思議な空間が「少なからず影響を受けているので、お礼を伝えたい」という行為を後押ししてくれました。
用事があったため3時間あった1次会のみの参加でしたが、とても濃い時間でした。フル参加の方々の体力や精神力はいかほどなのか…。
Dpubを通して考えたこと
1. ネットとリアルは違う

photo credit: Esparta via photo pin cc
いきなり何当たり前のことを思われそうですが、ここまで実感したのは初めてなのです。最近はTwitterや友人のブログから人となりを知る方が多いのですが、実際にお会いすると、なるほどその通りだと思う部分もあれば、「えっ、こんな方だったんだ」とびっくりする部分もあり。今回は人数が多かったため、尚のこと強く感じました。
同じ一言でも、目の前で本人が口にした場合と、Twitterのクライアントで見かける文字とでは全然情報量が違います。表情やしぐさからそれに対する熱量が追加(たまにマイナス)されて伝わってくるのです。逆も十分起こっているのでしょう。
ネットは場所や時間の制約を超えてやりとりできる良さはありますが、1度でも会ったことがあるかないかはその人の印象に大きく影響を与えますね。
2. 人と人をつなげる、深める

photo credit: mr-football via photo pin cc
「似顔絵書いてもらいましょう!」と誘ってくれたjunさん。数人で話していると、「みんなに紹介したいすごい奴がおるんや」とシンタロヲフレッシュさん(@shintarowfresh)を連れてきたベックさん(@beck1240)。「誰か話したい人いる?」といつも聞いてくれるHAYAさん(@haya1111)。
上記はほんの一例で、人と人をつなげることが上手な方が、Dpubでは特に多かったのです。誰彼構わずつながりたい、つなげようという気はないですが、自分が接点になりうるのなら同じように人を紹介すると面白いことが起こりそう。
Dpubの帰り道に感じたことが、もっと1人1人とゆっくり話したかったなということ。それが得意な人で頭に浮かぶのがたぁぼぉさん(@TaxaBoxo)とさゆきさん(@sayuki0821)。少人数でネットからリアルにつなげるのがお上手です。
たぁぼぉさんのブログ
さゆきさんのブログ。まだ半年前の出来事なのか!
「あの人ともっと話してみたい」という想いがあるのなら、自分から何か企画してみてもいいのでは?
最後に1つ注意をば。人と実際に会うのは面白く、いい方がほとんどなのですが、よからぬ方も世の中には残念ながらいます。会う場合は自己責任で、プライバシーなどの安全対策をしっかりと。
さいごに
Dpub後ちょうど仕事が忙しくなったのもあり、SNSやブログはリアルタイムで見られない場合が多かったですが、Dpub開催後のまだ熱気冷めやらぬ雰囲気が画面から伝わってきて、一緒に余韻に浸っておりました。
Dpubは通過点。仲がよい人とは楽しく会話、初めてお会いした方とはこれをきっかけにSNS上でからんだり、会えていない方でも同じDpubに興味をもって参加したというだけで親近感がわきます。
こんなに笑顔で溢れる且つ大人数の飲み会を企画し、準備・当日の運営をこなした、立花さんを始めとする幹事のみなさま、本当にありがとうございました。ちょくちょくお会いしている方々はもちろん、ネットでからんだり、これから会える方々、どうぞよろしくお願いします~。
最後に、この記事はFacebook上でDpub幹事のお一人にPoke(あいさつ)をされたことがきっかけで、「あっ、書けそう」と思えるようになり、最後まで書き進めることができました。なかなか会えない方ですが、お礼を申し上げます。
(記事編集) http://toyu3.blog.fc2.com/blog-entry-31.html
2012/07/08 | Comment (0) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ | ↑
2012/06/02 (土) カテゴリー: レポート

photo credit: betta design via photo pin cc
私は普段のタスク管理はTaskChuteというExcelベースのツールを使っています。そして、そのユーザー同士でTaskChute友の会という勉強会が6/17に開かれることになりました。同日午後に行われるタスクセラピー参加者が多かったため、今回は同じ渋谷周辺で午前の開催となります。
主催者はTaskChute(TC)のカスタマイズといえばこの方、マロさん(@maro_draft)。5月の第1回タスクセラピーでお会いしてから「TCユーザーがどのようにTCを使っているか、お互いシェアしたいですね」と話が膨らみ、まずは1回やってみようという流れになりました。TaskChute友の会の詳細はマロさんのブログに載っています。
TaskChuteの互助会です。 ...
ここでは、そんな会が催されることになった背景と、私が思ったことを書いてみます。
友の会の目的
友の会の目的は、TCユーザーの経験のシェアと、あともう1つあります。TCを始めたばかりの人の助けになりたいということです。そのために、初参加者枠が設けられています。
今は、TC2ユーザーならFacebookグループがあって開発者の大橋さん(@shigotano)に直接質問できますし、早くから具体的な使い方を紹介しているはまさん(@Surf_Fish)の化メ研ブログやNAVERまとめがあります(1人で細々と使っていた時、かなりお世話になりました!)。他の方々によるTwitterやブログでの紹介も増えてきました。
シゴタノ!さんで配布されている無料のタスク管理ツール「TaskChute」を初めて使う方を対象にしたまとめです。ネット上で公開されている数々のTaskChute関連の記事の中から、TaskChute初 ...
しかし、TCはWordやExcelのようにPCを使える人なら誰でも使っているものではないため、困った時にすぐに誰にも聞けずお手上げになりがちです。つまづいている状況そのものの説明が難しい場合もあります。仕組みがよくわからずに、TCを使うのをやめた方もいるかもしれません。
1人で悩んであきらめたり、逆に他の人から見たら垂涎ものの工夫があるのに、抱えていたらもったいない。それなら、そこそこ使えているユーザーも、始めたばかりのユーザーも、せっかくなのでPCを持ち寄って交流してみませんか?という考えが、この会の開催につながりました。
講師はおらず、フラットな会です。参加費も部屋代などの実費をベースにしたものです。一方的に教える・学ぶではなく、みんな同じ1人のTCユーザーとしてあれこれお話ししたいと思っています。
今後は?

photo credit: spisharam via photo pin cc
1回目はたまたま興味があったメンバーが数人集まったのでこのような形になりましたが、2回目以降については全く決まっていません。
ここからは個人的意見ですが、友の会はもちろん、さらにはそういう枠を超えて、TCユーザー同士が集まる心理的敷居が下がって、誰かが集まろうと言い出したら習熟度問わず気軽に集まりやすくなればいいなと思います。
友の会が気になる方は、定期的にマロさんのツイート(@maro_draft)やブログをチェックしてみてください。
さいごに
TCに限らず、○○について語りたいという想いがあれば、それを外に出して誰かを誘ってみるのはいかがでしょうか?いきなり多人数でなくとも、2~3人くらいから。
人が集まるってとても大がかりだと思っていましたが、勉強会であれば興味がある人と場所、日にちさえ決まってしまえば、なんとかなるのかもしれません。
他の人のTCの使い方がとても楽しみ!こういう交流の機会を増やしていきたいです。
(記事編集) http://toyu3.blog.fc2.com/blog-entry-30.html
2012/06/02 | Comment (0) | Trackback (1) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |