toyu_space_logo_s.pngWindows Tips、タスク管理、iPhoneの話題を扱っているブログです。 

スポンサーサイト

   ↑  --/--/-- (--)  カテゴリー: スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

(記事編集) http://toyu3.blog.fc2.com/?overture" target="_new

--/--/-- | Comment (-) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |

学位論文を製本しました ~その体験記と注意点

   ↑  2012/03/31 (土)  カテゴリー: 研究
季節は3月、卒業シーズンですね。去年の終わりから今年の頭にかけて、私は博士号をとるため久々に学生のような生活になっていました。その過程で自分の学位論文を製本するという作業がありましたが、思いのほか情報がなく苦労したので、注意点を交えつつ自分の体験談をつづります。

製本とは?


R31703822.jpg

製本には大きく2種類あります。表紙の違いで、ハードカバーとソフトカバーになります。ハードカバーは大抵黒か紺色で金文字が入っており、固くしっかりした表紙です。ソフトカバーは色のついた紙で原稿を包んでいるもので、学会の要旨集でよく見られるタイプです。今回、私は両方のタイプを注文しました。

大まかなスケジュール


small__3005297355.jpg

簡単に書くと、次の流れになります。

原稿を完成させる
 ↓
印刷所を決める
 ↓
見積をとって納期と金額を確認
 ↓
データと紙のコピーを送る(データのみのところもあり)
 ↓
製本の受け取り。中身を確認して問題がなければ代金支払。

締切りが近づいていて時間がない場合は、原稿を書きつつ並行して印刷所を決めて見積をとった方がいいです。ハードカバーの表紙作成に時間がかかる場合もあります。

原稿枚数やカラーページ枚数が不明でも、完成時の大まかなページ数で見積はとってもらえます。

製本体験記 ~自分の場合~



12
1/24が製本した論文の〆切です。まずは印刷所探し。研究室御用達の印刷所があるのですが、自分が住んでいる場所が大学からやや遠いため、自分の住まいの周辺、もしくは郵送でやりとりできるところを探しました。また原稿納品~製本受け取りの期間をできるだけ短くしたかったため、納期 > 値段の基準で探しました。

langsam : 学術論文の製本をしてくれる業者を横断的に調べてみた - livedoor Blog(ブログ)

こちらのページを元に、またいくつかブログを見て評判もよかったので日本文書さんに頼むことにしました。ホームページも見やすく、個々のオプションに対する金額がきちんと提示されているので安心感があります。いざとなれば1割増しで特急製本も可能です。

13
学位論文の原稿はまだ修正中でしたが、論文のタイトルとおおまかな枚数で見積をとりました。製本の冊数は、ハードカバー8冊、ソフトカバー4冊(学務提出用、教授陣、職場の上司、家族、自分)です。

14
翌日見積のお返事をいただきました。「もし承る場合は、希望している納期が作業時間を考えるとぎりぎりなため、先にハードカバーの表紙を作成します。」とのことでした。そしてタイトルの文字数が多いため、鋳型が特注で追加料金になりました。タイトルを変更できればよかったのですが、このタイトルですでに学位を申請しているため、おいそれと変えられるものではありません。

18
納品のため、原稿データをCDに焼いたものと実際に紙に印刷したもの1部を用意します。原稿データはEメールで添付して入稿も可能でしたが、紙の出力見本も必要ということでしたので、どのみち郵送は行うことになります。wordファイルとPDFファイルを保存したCDを用意して、原稿1部と共に送りました。また、日本文書さんがたまたま土日がお休みで納期がぎりぎりのため、特急製本でお願いしました。

24
九段下にある日本文書さんのところへ直接伺って、製本受け取りと支払をすませ、その足で大学へ。無事提出できてほっと一安心です。しかし、この後に事件が…。

space.jpg

25
ぱらぱらと製本した論文を見ていたら、引用文献のところに不自然な□が…。wordファイル、PDFファイル、自分で印刷した出力見本を確認したら□はなし。

論文の主旨とは関係ないため、見なかったことにしようか迷いました。しかし、そこそこのお金を出してお願いしていることと、出力見本も渡した上でのこの状態でしたので、勇気を出して日本文書さんに連絡したところ、丁重なお詫びをいただきすぐに作り直してもらえることになりました。表紙を再利用するそうで、手持ちの製本を着払いで発送しました。

急ぎの対応が必要だったのが学務に提出した分でしたので、その分は日本文書さんから直接送っていただきました。後日、学務から回収した製本を日本文書さんへ送り、自分の元へ送っていただきました。これで一件落着です。

********************
日本文書さんは、メールも頻繁にくださいますし、こちらの都合で納期が変わってしまった時や□事件の時も、都度丁寧に対応してくださいました。価格が安いところはもっとあるのかもしれませんが、対応が悪くては元も子もないので、安心して使えるおすすめの会社です。

株式会社日本文書:論文製本


学位論文の製本にあたり、9つの注意すること


自分の体験を通して、伝えたいことを9つにまとめてみました。

1. 学務からの規定を確認しよう
表紙・背表紙の書き方、見返しの有無、色などは全大学で統一されておらず、大学独自の規定になっています。数万円かけて製本して提出しにいったら、規定に沿っていなかったため突き返されたという笑えない話もありますので要確認です。

同じ研究室の先輩の学位論文を借りておくと、謝辞の書き方など何かと参考になるのでおすすめです。不明な点があったら、積極的に学務に尋ねましょう。

2. まとまったお金を用意しておこう
small__4052671706.jpg
Look after the pennies and the pounds will look after themselves

製本する冊数にもよりますが、それなりのお金がかかります。私の場合、ハードカバー8冊、ソフトカバー4冊、中身の印刷は印刷所に任せる形で約7万円かかりました。製本の中身も自分で印刷して持ち込むと、多少安くなります。また乙号で申請する場合は、審査料57,000円がかかります。

印刷所ではクレジットカードが使えない場合もありますので、まとまった額を現金で用意しておきます。

3. 先生・先輩・後輩、とにかく他人に見てもらおう
構成の段階から早め早めの相談を。わかりづらさや誤字脱字は自分で書いていると本当に気がつかないので、見てもらえるだけでありがたいです。

4. 印刷会社は早めに選ぼう
ポイントは納期、値段、受け取り方法(直接来店 or 配送)ですね。研究室や大学でよく使われている印刷所は、ややお値段が高い反面、規定を熟知していることが多いです。私の特注鋳型のように予想以上に時間がかかる場合もありますので、早めに動くことをおすすめします。

5. 論文のタイトルは短めに
深く考えずに決めた論文のタイトルでしたが、文字数が多く通常の鋳型だと背表紙に入りきらないということで鋳型を特注することになり、時間も追加料金もかかりました。

印刷所によっても異なると思いますが、短くすっきりしたタイトルですむならそちらがおすすめです。

6. 納品前の誤字脱字チェックを忘れずに
small__2947327652.jpg
大学で保管されたり国会図書館に寄贈されるため、一生そのミスが残ります。最近は電子媒体でも保存されます。頭がクリアな時に、もう1度見直ししましょう。余裕がある時は、音読すると間違いに気がつきやすいです。

7. 印刷の時間も忘れずに
1部印刷する場合でも、ページ数がそれなりにあると意外に時間がかかります。原稿を自分で印刷して納品の場合はさらにですね。急いでいる時に、その時間を見落としがちなので注意。

8. 製本後もしっかりチェック
体験記に書いたように、電子データや自分が用意したハードコピーに問題はなくても、印刷所で印刷した時に落丁、乱丁、絵の色調が違うなどその通りにならない場合もありえます。気を抜かず最後までチェックを!

9. お礼を忘れずに
small__3487410282.jpg
Thank you!

製本が終わった時、さらに学位を授与された時、一旦立ち止まってここまでの道のりを思い返してください。

論文を書いている最中は自分のことで手一杯だったりしますが、指導してくれた教授陣、意見をくれた同僚・研究室メンバー、執筆を支えてくれた家族、学位論文への使用許可をくれた投稿論文の共著者の方々…多くの人によってここまで来ることができたはずです。

直接、あるいは手紙やメールで「おかげさまで学位を取得することができました。ありがとうございます」とぜひ報告してください。きっと喜ばれると思います。

さいごに


製本は思いの外大変な作業でしたが、新鮮で面白く、いい経験になりました。論文でなくても製本はできますので、自分で書いた何かを形に残したい時はソフトカバータイプはお手頃かも。

もし学位論文関係の検索でこの記事を見に来られた方へ。とりあえず書けば何かしら進みますから。構成に悩んでいる場合でも、あとから削ったり、順番を変えたりいくらでも変えられます。製本までいけばゴールはもうすぐです。がんばってください!
 
関連記事

(記事編集) http://toyu3.blog.fc2.com/blog-entry-21.html

2012/03/31 | Comment (2) | Trackback (0) | ホーム | ↑ ページ先頭へ ↑ |
RSSフィードRSSはこちら

Comment


ここで
日本文書さんが良さそうと拝見し、私も日本文書さんに頼んだのですが、私の時に対応した係りの方がたまたま悪かったのか、もう最悪でした。私はもうここの会社では頼みません。というか、もう学位論文を製本することもありませんけれど、後輩などにもおすすめしません。公的資金に対応と記載があるにも関わらず、会社都合の言い訳で通常は宛名の記載はこうなっていますと、客の指定する宛名が記載できないとか、見積の段階で、カラーとモノクロを間違えたり、丸背はページ数が少ないと出来ないことが、ホームページにも書いていないし、申し込みの段階でページ数を提示しているのに、その時指摘せず、作業ギリギリになってから問い合わせてきたり、校章についての注意事項に関してもホームページに説明がないし、こちらも作業ギリギリになってから連絡してきたりで、かなりイライラしてしましました。がっかりです。

 |  2014/03/24 (月) 08:57 No.10


承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです

 |  2014/04/16 (水) 11:35 No.11

コメント:を投稿する 記事: 学位論文を製本しました ~その体験記と注意点

お気軽にコメント:をどうぞ。
非公開 (管理人のみ閲覧可能なコメント:) にしたい場合には、ロック にチェックを入れてください。

  任意 : 後から修正や削除ができます。
  非公開コメント:として投稿する。(管理人にのみ公開)

Trackback

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。